現代史講座「伊原塾」開講中 - 伊原教授の読書室

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      現代史講座「伊原塾」開講中



  暫く掲載が途絶えてゐて、失禮しました。

  最近、身邊多忙となり、掲載原稿を書く余裕が無かつたのです。


  先づは、一昨年から開講している「伊原塾」について──


  21世紀日亞協會に來られてゐる伊藤允孝さんの斡旋により、

  大阪驛前第三ビル9階 903號室で、毎月一回、下旬の木曜日の

  夕方 5:00〜6:30 に「伊原塾」を開いてゐます。

  これまで下記の題目で開催しました。


  平成25年/2013年:

        7月22日「日本の昨日・今日・明日」(1):序 論 編

        8月19日「日本の昨日・今日・明日」(2):江戸時代編

        9月25日「日本の昨日・今日・明日」(3):明治大正編

      10月25日「日本の昨日・今日・明日」(4):昭和戰前編

            → 颱風27號來襲のため休講

      11月22日「日本の昨日・今日・明日」(4):昭和平成編

            → この直後、脊椎壓迫骨折 發症。家で療養に勵む

      12月16日「日本の昨日・今日・明日」(5):總集編+將來の展望+懇談

            → 講師不參加、熟生だけの懇談となる


  平成26年/2014年:

            (平成26年 1月末、二度目の壓迫骨折で 1ケ月入院)

            (そして、やつと「伊原塾」再開)

      6月26日「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(1) 出 現

      7月24日「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(2) 内 亂

      8月27日「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(3) 帝國化

      9月24日「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(4) 霸權國

     10月24日「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(5) 凋 落?


     11月27日「日清日露戰爭」

     12月18日「大東亞戰爭」


  平成27年/2015年:

      1月22日「シナ近現代史」(1) 李鴻章とその時代

      2月26日「シナ近現代史」(2) 孫  文とその時代

      3月26日「シナ近現代史」(3) 蔣介石とその時代

      4月23日「シナ近現代史」(4) 毛澤東とその時代

      5月21日「シナ近現代史」(5) ケ小平 と 習近平


      6月26日「長い19世紀:總力戰への道」(1) 人類史上の19世紀 と ナポレオン戰爭

      8月27日「長い19世紀:總力戰への道」(2) 19世紀の分水嶺“クリミア戰爭”

      9月24日「長い19世紀:總力戰への道」(3) 初の總力戰:アメリカ南北戰爭

     10月22日「長い19世紀:總力戰への道」(4) ビスマルクと普佛戰爭

            cf.飯田洋介『ビスマルク:ドイツ帝國を築いた政治外交術』

                (中公新書、平成27/2015.1.25)  860圓+税

     11月26日「長い19世紀:總力戰への道」(5) ボーア戰爭・日露戰爭・バルカン戰爭


     12月17日「ロシヤ近現代史」五回の初回

            「ロシヤ人の野望:世界人類救濟から世界共産化へ (1)」

              (ロマノフ王朝と タタール の軛:イワン雷帝・ピョートル大帝・エカチェリーナ女帝)

      1月  日「ロシヤ人の野望:世界人類救濟から世界共産化へ (2)」

            (ナポレオン戰爭の衝撃と ロシヤ の近代化努力:

              デカブリスト の亂・農奴解放・ウィッテ と ストルィピン)

      2月  日「ロシヤ人の野望:世界人類救濟から世界共産化へ (3)」

            (人類救濟・世界革命の夢 (モスクワ=第三のローマ論):

              ナロードニチェストヴォ と リェーニン主義)

      3月  日「ロシヤ人の野望:世界人類救濟から世界共産化へ (4)」

            (19世紀:ロシヤ思想家群像 (西歐派と國粹派の葛藤/

              ドストーイェフスキー論)

      4月  日「ロシヤ人の野望:世界人類救濟から世界共産化へ (5)」

            (20世紀:共産主義の興亡と傳統 (專制支配) 回歸:

              プーチン は何處へ往く?)


  調べて報告したいことが一杯あつて、私自身、ワクワクします。

  問題は、時間が足りぬこと、知識不足を補ふための時間が、幾らあつても足りな〜い!

  讀むのは讀めても、それを レジュメ に纏める時間も全然足りな〜い!

  それに、ドストーイェフスキー なんて、私の手には到底負へさうにない手強い相手なんですが……

  19世紀の ロシヤ を論じて ドストーイェフスキー を素通りする譯に行かず……


  以上の「伊原塾」の準備と、これまでから毎日作つてゐる

  「台灣年表・覺書」(東アジア を中心とした米中の角逐の追跡) に時間を取られ、

  書いたものの本欄への掲載が、暫く滯りました。


  近く大急ぎで掲載しますから、御愛讀の程を!


  なお、上記「伊原塾」は十數名の熟生で調子良く話が進み、

  あと地下のお蕎麥屋さんで十名ほど集り  侃々諤々の論議を續けます。

  實に充實した氣分で散會します。


  會場はあと一二名 (いちにめい、と讀む。12名に非ず、1人 か 2人 の意) なら

收容できさうなので、

  若い方 (40歳以下の現役の方、20歳台大歡迎) の參加を募ります。


  塾の參加費は 毎回 1500圓也。懇親會は 3000圓です (突出し澤山+飲み放題)。


  聯絡先:伊藤允孝  ☎ 070-5593-3704


  現代史に通じてゐないと、外國人と對等に附合へませんよ!