次回例会案内


   日亜協会 第336回 例会 ご案内


 『広辞苑』には、「三・一事件」の項目はない。『日本歴史大辞典』や『アジア歴史辞典』にもない。関連項目は、「三・一独立運動」である。中学・高校の歴史教科書でも「三・一独立運動」となっている。日本側からすれば「事件」ではないだろうか。また、これらの辞典や歴史教科書教授資料には、この運動で殺害された朝鮮人は7,000人から8,000人としている。一方、韓国の国史編纂委員会が2020年に公開した「三・一運動データベース」では、デモによる死者は最大904名としており、これは総督府の資料の数値に近づいている。「三・一事件」を再考する。


日時:令和7年9月18日(木)

   18:00〜20:00(17:50開場)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階第7研修室


 会費:千円 (非会員二千円),学生200円

 二次会:2階北西隅「北大会館」 懇親交流会 千円(非会員も同じ)


演題:「三・一事件を再考する」


講師:熊谷 正秀(甲子園大学教授)


講師プロフィール

 昭和35年兵庫県生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士前期課程・関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。韓国延世大学校語学堂、及び中国吉林大学に留学。その後、外務省専門調査員(在韓国日本国大使館政治部)、高麗大学校客員講師・同亜細亜問題研究所客員研究員、兵庫県公立高校地歴科教諭、甲子園学院中高等学校教諭、同副校長、甲子園大学准教授を経て、平成24年より現職。

 朝鮮半島情勢や日韓関係を注視しながら、日本の歴史教育・伝統文化教育に力を入れている。