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平成27年元旦
新年おめでたうございます
皆樣、希望の持てる新年を迎へられますやうに。
これは、この一年の活動報告を兼ねた賀状です。
合同ゼミの課題通知を兼ねてゐるので、御不幸があつた方にも出します。
また、戰後育ちに戰前の書物を讀めなくした占領政策の
「日本の傳統斷絶陰謀」「語彙激減による知識人幼稚化陰謀」を跳返すため、
正字・歴史的假名遣にします。
正字の端麗さと歴史的假名遣の格調の高さを味はひ、讀慣れて下さい。
略字・現代假名遣を使つて構ひませんが、
正字・歴史的假名遣にも慣れて下さいますやうに。
昨年は、新年早々から夫婦で「脊椎の壓迫骨折」による入院生活を經驗し、
身長が5a縮んだものの幸ひ恢復し、普通の生活に戻りました。
家内は歩行困難で外出は タクシー、歩行の リハビリ訓練中です。
皆さん、動ける間にしつかり歩行訓練してをきなさい。
椅子生活やベッド生活は樂をする分、足腰を弱めます。
階段や坂道を昇り降りするのが宜しいやうです。
私は神戸大學在學中、六甲の坂道で鍛へたのが今に役立つてゐます。
年末に曾孫(ひまご)誕生! 長男の次女が女の子を産みました。
この子が育つ世界はどうなることやら……?
〈外國旅行〉
なし。
台灣に一度も行かなかつたのは、台灣留學以來初めてではないかな。
〈文章關係〉
1)『關西師友』世界の話題:
「今なほ續く聖戰」(新年號)
「知性とは」(2月號)
「日本を取捲く獨善國三つ」(4月號)
「台灣のひまわり學運」(5月號)
「百田直樹『永遠の0』」(6月號)
「佐藤優『小説日米戰爭』」(7月號)
「清末に似る中共政權」(8月號)
「自ら墓穴を掘る習政權の汚職摘發」 (9月號)
「宮崎正弘『台灣烈烈』」(10月號)
「『操られたルーズベルト』」(11月號)
「香港デモ、習政權に難題」(12月號)
「昭和十年代の統制經濟」(新年號)
「主權を護る國にならうではないか!」(2月號)
2)「家族の再建が急務」「年頭所感」特輯號
(『國民新聞』第19191號/平成26.1.31,1面)
3)入院で思ひ知る卒業生の慈愛
(帝塚山大學同窓會誌『WAKAMIDORI』 2014 Spring vol.73,1面)
4)志ある若者よ「畳生活」に戻らう (正論『産經』4.29,東京版 7面/大阪版11面)
5)若者を未熟にした核家族の弊害 (正論『産經』6.4,東京版 7面/大阪版13面)
6)習近平體制の基本性格──獨善大國の危ふさ──
(關西日中關係學會・神戸社會人大學・櫻美林大學北東アジア綜合研究所共編
(『現代中國の諸問題と日中關係』櫻美林大學北東アジア綜合研究所、
(2014.7.4, 1800圓+税) の 第3章 (45 ~ 57頁)
7)『台灣の政治改革年表・覺書(2013.11月 - 2014.7月)』 (台灣で 55部刊行・配布)
8)日本文明の出番(予防法務ジャーナル『そよ風』177/9月1日號、8面)
9)「普通の國」へ日本の轉換圖れ (正論『産經』12.11,東京版17面/大阪版15面)
10)「日本の正統に戻らう」「年頭所感」特輯號
(『國民新聞』第19201號/平成27.1.31,1面)
〈口頭發表〉
1)1月17日 蘆屋讀書會 (津村宅) :脊椎壓迫骨折で入院したため休講
岡本幸治さんが出講して穴埋めして下さる
2)3月22日 擴大伊原ゼミ「三碓會」(奈良公園 青葉茶屋):「文明の興亡と日本の前途」
3)6月26日 伊原塾第五回 (大阪) :「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(出現)
4)7月24日 伊原塾第六回 (大阪) :「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(内亂)
5)8月27日 伊原塾第七回 (大阪) :「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(帝國化)
6)9月5日 ひょうご講座「チャイナ・ドリーム と 日中關係の行方」(神戸):
第1回「世代論から見た習近平政權」
→ 中共政權崩壞への「パンドラの箱」を開けた習近平?
かかる“愚將" を育てた“文化大革命" の愚行
7)9月24日 伊原塾第八回 (大阪) :「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(霸權國)
8)10月24日 伊原塾第九回 (大阪) :「これまでの アメリカ と これからの アメリカ」(凋落?)
9)11月18日 國際平和基金 (大阪) :「東アジア ノ 轉機:日清戰爭」
10)11月27日 伊原塾第十回 (大阪) :「日清日露戰爭」
11)12月7日 大東亞戰爭顯彰講演會 (大阪) :
「世界史の中の大東亞戰爭──米中ソの罠に敢然と挑んだ日本──」
12)12月18日 伊原塾第11回 (大阪) :「大東亞戰爭」
13)12月27日 EAS研究會 (京都) :「大東亞戰爭論」
14)1月16日 芦屋讀書會 (芦屋) :「我國の來し方行く末」
15)1月22日 伊原塾第12回 (大阪) :シナ現代史 1)「李鴻章の時代」
16)2月26日 伊原塾第13回 (大阪) :シナ現代史 2)「孫 文の時代」
このあと「蔣介石の時代」「毛澤東の時代」「ケ小平の時代」と五回で完結
第14回「伊原ゼミ三碓會」豫告
(伊原擴大ゼミ勉強會/自由參加)
(詳しくはもつと近附いてから、一ケ月前頃に幹事からお知らせします)
幹 事 (4期生):大久保輝子、勝又裕子、吉村博美
日 時:平成27/2015年4月12日 (日) 12時~ 〜 13日 (月)
場 所:信貴山觀光ホテル ? 0745-72-4801
?636-0832 奈良市三郷町信貴山西 2-40
今の所、決つてゐるのは上記だけです。去年の豫定は以下のやうでした。
ご參考までに──
集 合:12日 12時 (正午) 現地集合
12:00~16:00 晝食 (各自 近況報告) /歌/勉強會 (伊原先生のお話)
16:00~17:30 自由 (温泉入浴など)
17:30~19:00 二次會 (懇談しながら夕食)
夕食後、寢るまでの間にも懇談
13日 今年はみんなで信貴山の山頂散歩など試みませう
生駒山まで尾根傳ひに歩き、生駒驛へ降りて來る手もあり
昔々幼い頃、父とその知友と一緒に生駒山頂から信貴山頂まで歩き、
信貴山ケーブル で降りた記憶あり
日がとつぷり暮れた夜道を歩いたが、大した距離ではなかつたですよ
會 費:A 3500圓 (晝食+勉強會)
B 9000圓 (二次會まで) → 私は骨折のためここまでで歸宅
C 1萬6000圓 (宿 泊 も/夕食後の團欒もありますよ!)
勉強會 ノ テーマ:平成26年12月中旬現在、
日本や人類の「來し方行く末」につき展望するつもりです。
來し方:20世紀論。
人類最高の世紀、人間的な最後の世紀。
後半に コンピュータ 登場で「暗箱」だらけとなる
行く末:21世紀論。人が幼稚化・無能化し、
一握りの「動かす者」と大多數の「動かされる者」に二分化?
「動かされる者」は「假想現實」の中で生きる。
背後の事情 (實情) を知る者は、ほんの一握りだけ
考へる ヒント:皆さんのお孫さんの時代は「どうなる」とお考へですか?