WTO加盟後の中国経済

第80回例会のご案内

中国経済は日本の脅威になるのか?


 我が国のマスメディアには、このところ「中国脅威論」云々という言葉が飛び交っている。意味するところは、軍事的と言うよりは主として経済的なものである。とくに近年、首都圏に比べて経済的地盤沈下の著しい関西圏では、生産工場の閉鎖と大陸移転が雇用に悪影響を与え、不況感を深刻なものにしている。一方には中国経済をバラ色に礼賛する意見があり、他方には内部に抱えている問題の深刻さを指摘する見解もある。

 中国経済の実態を冷静に把握することがますます必要な時代に入ったことだけは間違いないであろう。中国経済の実態に詳しい専門家を迎えて、その現状の把握を深めたい。


日時:平成14年10月19日(土)14:00〜17:00 

会場:大阪リバーサイドホテル 都島区中野町5−12−30 電話:06−6928−3251

     JR環状線「桜宮」(大阪駅から二つ目)西口下車、徒歩2分

会費:千円  非会員二千円

講師:伊藤正一 本会理事、関西学院大学経済学部教授

演題:WTO加盟後の中国経済


<講師紹介>

194雨9年京都市生まれ。73年京都大学経済学部卒。ワシント大学PhD。大阪府立大学経済学部教授を経て現職。中国経済、アジア経済、労働経済学に関する論文多数。最近は中国、台湾経済の実態調査をたびたび行い、中国関係の国際セミナーに招かれることが多い。 主要著作『現代中国の労働市場』有斐閣、その他。