日台関係の展望

第77回例会のご案内

「日台関係」の現状を問い直す!


 今年は日中関係「正常化」(?)30年になるので、秋以降いろんな祝賀行事が行われるようで、政府与党でも、自民党橋本派や公明党がとくに張り切っていると報じられている。30年前は同時に、日華関係が断交され、日本と台湾との関係がきわめて歪んだ形になった初めの年でもあった。この歪みは「聖域なき構造改革」をうたい文句にする小泉政権のもとでも。ほとんど何の変化もないように見える。日本の近隣アジアに対する外交は「聖域」であって、いかなる変化も必要がないのか。ましてや「構造改革」などという大それた改革は無縁の領域なのか。

 近代日本が半世紀にわたって特殊な関わりを持った台湾との関係を検討することは、我々の課題であるアジア外交のあるべき形についても、新たな示唆を投げかけるものではないだろうか。

 今回は会員からたびたび要望のあった講師にお出でを頂くことになった。質疑にも時間をとりたいと思う。折角の機会なので、知友誘い合わせてご参加下さい。


日時:平成14年7月20日(土・祝)18:00〜21:00 

    (夜の会です。開始時刻にご注意!)

会場:大阪リバーサイドホテル 都島区中野町5−12−30 電話:06−6928−3251

     JR環状線「桜宮」(大阪駅から二つ目)西口下車、徒歩2分

会費:千円  非会員二千円

講師:評論家 金美齢先生

演題:日台関係の展望


<講師紹介>

1934年台北生まれ。台北第一女子中学高校卒業後来日。早稲田大学英文学科入学。同博士課程修了。ケンブリッジ大学客員研究員。その間東京女子大学、聖心女子学院、東京理科大学などで英語教育に従事。88年よりJET日本語学校校長に就任。テレビ番組のレギュラー出演者として活躍。筋の通った骨太の議論に、隠れたフアンが多い。

著書に、『大中華主義はアジアを幸福にしない』草思社、『鍵は<台湾>にあり』文芸春秋、その他。