日亜協会 第324回 例会 ご案内
高坂正堯は戦後日本を代表する国際政治学者の1人であり、「現実主義者」として知られた論客でもあった。近年、高坂に対する内外の評価が改めて高まっており、とりわけ彼の海洋国家論が注目されている。その裏に、大陸国家・中国との対峙の構図という今日の関心があるのは言うまでもない。「海洋国家日本の構想」の成り立ちや背景を再検討し、中国に対する意味について再考したい。
日時:令和6年9月19日(木)
18:00〜20:00(17:50開場)
会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階第6研修室
会費:千円 (非会員二千円),学生200円
二次会:2階北西隅「北大会館」 懇親交流会 千円(非会員も同じ)
演題:高坂正堯の海洋国家論と中国
講師:森田 吉彦(大阪観光大学教授)
<講師プロフィール>
昭和48年神戸市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。
著書に『評伝 若泉敬』(文藝春秋)、『兵学者吉田松陰』(ウェッジ)、『吉田松陰『孫子評註』を読む』(PHP研究所)、共著に『中国近代外交の胎動』(東京大学出版会)、『宗主権の世界史』(名古屋大学出版会)、『高坂正堯と戦後日本』(中央公論新社)、『アジアをめぐる大国興亡史1902-1972』(PHP研究所)、『国際関係の系譜学』(晃洋書房)、『外交と歴史から見る中国』(ウェッジ)、『外交と戦略』(彩流社)ほかがある。