「ロシア軍事侵攻の誤算」


   日亜協会 第323回 例会 ご案内


 ロシアがウクライナ軍事侵攻を強行した目的はキーウを占領し、ゼレンスキー大統領を排除することでした。しかし、ウクライナ侵略計画から2年半を経過した今も、侵攻当初の目的を達成できていません。この意味でロシアはすでに敗北しています。モスクワは予想外の長期戦となった侵略戦争を継続すべく、イラン、北朝鮮、中国に支援を求めるようになりました。

 戦場に送り込まれることを恐れて、ロシアの現役世代は国外へと脱出しています。戦場では多数の若者が命を失っています。ロシア経済は短期的に軍需で支えられたとしても、中長期的には衰退に向かうと予想します。講演ではプーチン政権のゆくえを追跡します。


日時:令和6年8月8日(木)

   18:00〜20:00(17:50開場)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階第4研修室


会費:千円 (非会員二千円),学生200円

二次会:2階北西隅「北大会館」 懇親交流会 千円(非会員も同じ)


演題:「ロシア軍事侵攻の誤算」


講師:中津 孝司(大阪商業大学総合経営学部教授)


講師プロフィール

 1961年大阪府生まれ。1984年大阪外国語大学外国語学部ロシア語学科(現大阪大学外国語学部ロシア語学科)卒業。1986年金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。1987年〜1988年コソボ・プリシュティーナ大学政府奨学生留学。1989年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。1990年大阪商業大学商経学部専任講師、助教授を経て、2000年大阪商業大学総合経営学部教授。経済学博士(大阪学院大学)。主著『プーチン帝国滅亡』(ドニエプル出版)、『皇帝プーチン最後の野望』(創成社)、『ガスプロムが東電を買収する日』(ビジネス社)、『ロシア石油企業のビジネス戦略』(同文舘)など多数。