地政学・文化人類学的観点からみた中国論


   日亜協会 第314回 例会 ご案内


 グローバリズム(グローバリゼーション)の進展により、国境の垣根が意識されなくなる一方で、ナショナリズムやポピュリズムの展開により、一層国境を意識せざるを得ない状況が世界的に生まれている。拡張主義を推進する今日の中国だが、この発表では地図(国境)・民族・テクノロジー・情報・ニュースなど様々なソースを基にして、地政学的かつ文化人類学的視点から中国の社会的かつ文化的実態を分析し、その特質を明らかにしたい。。冷徹なまなざしをもって日中の今後の方向性の検討につなげる分析的な語りをおこないたい。


日時:令和5年11月24日(金) 17:50開場 18:00〜20:00(講演と質疑)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階 第4研修室


会費:千円 (非会員二千円),学生200円

二次会:2階北西隅「北大会館」 酒・軽食の出る懇親交流会 千円(非会員も同じ)


演題:地政学・文化人類学的観点からみた中国論


講師:谷口 裕久 大阪観光大学・国際交流学部 教授


講師プロフィール

 1962(S37)年京都市生まれ、文化人類学者。神戸大学大学院文化学研究科満期退学後、京都文教大学等を経て現職。80年代後半より中国・タイ・ベトナム・ラオスを対象に少数民族研究や地域研究を現地調査をもとに行う。日本旅行大阪支社講演会講師、三田市市史編さん委員、国立民族学博物館共同研究員等を務めた。複数の語学に堪能。企業でも中国語教授歴があり、文化人類学的な視点から多言語の資料を生かし中国・台湾関係の分析情報を各界に提供する実践派でもある。