人霊祭祀と御霊信仰


   日亜協会 第312回 例会 ご案内


 神社の祭神を大雑把に分けると三種類に分類出来ます。一つは精霊信仰とも言われる岩や樹に宿るとされる神霊を祀った神社。次に、記紀神話の神様を祭神として迎える神社。そして、実在する人物をお祀りする人霊祭祀の神社となります。

 御霊信仰とは、上記の分類で言うならば実在の人物をお祀りする信仰形態とはなりますが、平安時代に盛んになるものの、その後は騒がれなくなります。にもかかわらず、消滅することもなく形を変えながら現在に伝わっています。御霊信仰の発生と、根本となる人霊祭祀への影響、そして新たな信仰へと姿を変えていく様を考えてみます。


日時:令和5年9月29日(金) 17:50開場 18:00〜20:00(講演と質疑)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階 第4研修室


会費:千円 (非会員二千円),学生200円

二次会:2階北西隅「北大会館」 酒・軽食の出る懇親交流会 千円(非会員も同じ)


演題: 人霊祭祀と御霊信仰


講師: 藤江 正鎭 (大阪護國神社宮司)


講師プロフィール

 昭和39年1月生まれ、大阪國學院大學文学部神道科を卒業後(卒論は御霊信仰)、昭和62年に鎌倉・鶴岡八幡宮へ奉職。祭務部から始めて、会計や庶務、広報などの業務に携わり、勤続30年表彰を受ける。鶴岡八幡宮の最終身分は禰宜、32年11ヶ月勤めた後に退職し、令和2年3月に大阪護國神社の禰宜を拝命。令和3年4月に宮司に就任し、現在に至る。