揺らぐアメリカと中露両国の動向<


   日亜協会 第300回 例会 ご案内


 新世紀に入って目立つのは、日本列島の周辺を動き回る近隣大国、ソ連と中国の航空機や艦船である。特に中国は台湾の制圧を念頭に置き、近隣海域で露骨な示威行動を繰り返しており、これに米国も警戒を深めている。日本を取り巻く国際情勢は、近年明らかに厳しさを増しつつある。

 この新たな状況の下で日本はいかに対処すべきであるか。この問題に長らく深い考察を重ねてこられた識者から、あれこれ学ぶ機会を持ちたいと思う。


日時:令和4年9月3日(土)18:20〜20:30 (開場18時)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階 第4研修室


会費:千円 (非会員二千円),学生200円


講師:簑原 俊洋 先生  インド太平洋問題研究所(RIIPA)理事長

             神戸大学大学院法学研究科教授


演題:揺らぐアメリカと中露両国の動向:日本は何をもとめられているか


〈講師略歴〉

 1971年生まれ。カリフォルニア大学デイヴィス校卒業後、1998年に神戸大学大学院法学研究科で政治学博士号取得。日本学術振興会特別研究員、神戸大学法学部助教授を経て2007年より現職。専門は日米関係・国際関係・安全保障。

 主著に『排日移民法と日米関係』岩波書店2002,『カリフォルニア州の排日運動と日米関係』有斐閣2006、『ゼロ年代・日本の重大論点(編著)』柏書房2011,『もう一つの日米交流史』中央公論新社2012,『「戦争」で読む日米関係100年:日露戦争から対テロ戦争まで』朝日新聞出版2012,『アメリカの排日運動と日米関係』同左2016,など。その他 英文図書・論文多数。

 その他 英文図書・論文多数。

 学術賞として、清水博賞及び日本研究奨励賞を受賞。紙面コラム、月刊誌の連載なども多い。