中共習近平政權が狙ふ“世界支配”の野望


   日亜協会 第296回 例会 ご案内


 1月20日に、石平さんの二度の報告を受けて、習近平中共總書記の「内政の嚴しさ」について報告したが、あの報告のあと、中共の「對外政策」について述べる必要を痛感しました。

今回、報告の機會が與へられたので、それについて述べます。

習近平に限らず、中共政權は世界を「中共の天下」に變へようと考へてゐます。ケ小平が後繼者に「韜光養晦」を勧めたのは、強くなるまでは野心に氣附かれぬように注意せよと諭したのです。

習近平がケ小平の遺訓を棄てたのは、中共政權が十分強くなつたと自負したことを意味します。

危ふいかな、世界の前途!


日時:令和4年5月27日(金)18:20〜20:30 18:20開演(開場18時)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階 第4研修室


会費:千円 (非会員二千円),学生200円


講師:伊原 吉之助 氏 帝塚山大學名譽教授


演題:中共習近平政權が狙ふ“世界支配”の野望


〈講師略歴〉

 1930年、大阪府堺市生れ。神戸大學經濟學部・同大學院經濟學研究科修了。專攻は社會思想史だが、龍谷大學經濟學部講師の時、社會思想史のほかに「東洋社會思想史」を擔當。これで「日本社會思想史」と共に「中國社會思想史」つまり國民黨政權と中共の歴史も研究範圍に入れた。帝塚山大學ヘ養學部助教授・同教授。帝塚山大學は「ヘ養學部」で從來の大學の專門課程に囚はれない科目を幾つも講義し、かなり幅廣くいろいろな專門分野をこなすやうになつた。台灣に一年間留學して中國語を學ぶと共に「江青と文革」の資料を集めた。また、香港の日本總領事館の「特別研究員」としてチャイナ・ウォッチャーとしての訓練もした。退職後は市民相手に幅廣く現代史の研究を進めてゐる。論文や共著多數。テーマは英國社會思想史關係、中國社會思想史關係、中台關係、國際關係史、現代史の諸問題など。

1943年以來の「台灣の政治改革年表・覺書」は、一年分が數百頁に及び、今も毎日編輯してゐる。この作成により、「世の行く末」を見定めてゐるのである。