中学校の歴史/公民教科書を巡る諸問題を検討する


   日亜協会 第288回 例会 ご案内


 かつて敗戦日本は7年にわたり米軍の占領下におかれたことがある。その際米軍は日本の教育を抜本的に改革することを試み、本国からわざわざ日本教育の改革提案を行う視察団を派遣させた。それまで文部省が中心になって作成していた国定教科書は、民間で作成されたものを中央で審査した後に、競争原理に基づいて採否を決める制度に大きく変わったのである。さてその結果、教科書の中身は良くなったのか。その実例を検討してみることにしよう。


日時:令和3年9月4日(土) 18:20〜20:30 開場18時 


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階 第4研修室


会費:千円 (非会員二千円),学生200円


二次会:時節柄、お休み


演題:中学校の歴史/公民教科書を巡る諸問題を検討する


1 教科書問題と「新しい教科書をつくる会」運動の歴史

2 自虐教科書vs「つくる会」教科書

3「つくる会」系教科書はいかにしてシェアを獲得し、そして失ったか


講師:田中誠 先生


講師プロフィール

昭和23年(1948)和歌山市生まれ

昭和41年(1966)和歌山県立桐蔭高校卒業 大阪大学経済学部入学

昭和45年(1970)住友海上火災保険(株)入社

昭和55年(1980)〜3年間  マツダモータースオブアメリカ/セントラル社出向

平成20年(2008)三井住友海上火災保険(株)定年退職

平成21年(2009)「新しい歴史教科書をつくる会」京都府支部/理事就任

現在 同支部/副支部長を勤める。講師はかねて歴史/政治/経済などに深い関心があり、研究に従事。歴史を学ぶ会、奈良まほろばフォーラム、APA勝兵塾、南木クラブ(メーリングリスト)などで研究成果などを発信。昨年はAPA懸賞論文に「日本は東京裁判で何を受託したのか」の力作論文を提出。これは「歴史の新発見である」という自信作であり、当日出席の希望者には、進呈される予定。