石原莞爾の信仰とアジア観


日亜協会 第261回例会 ご案内


 「石原の人格と思想が放射する強烈な魅力には一種の麻酔効果があり」(秦郁彦氏),その全体像は捉え難いところがある.そのためには,その根幹にある石原莞爾の信仰とアジア観がどういうものであったかを押さえておく必要がある.今回は近現代の思想史に詳しい金子氏に客観的な視点を提供して戴く.


日時:平成30年7月9日(月) 18時開場 18:20〜20:30(講演と質疑)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)5階 第4研修室


会費:千円 (非会員二千円),学生200円

 二次会:2階北西隅「北大(ほくだい)会館」 酒・軽食の出る懇親交流会 千円(非会員も同じ)


演題: 石原莞爾の信仰とアジア観


講師: 金 子 宗 コ 氏

    (里見日本文化学研究所所長,亜細亜大学非常勤講師)


講師プロフィール

 昭和50年愛知県名古屋市生まれ.筑波大学附属駒場中学・高校を経て京都大学経済学部に入学.同大学総合人間学部に転学部後,平成9年に第3回読売論壇新人賞優秀賞を受賞.その後,同大学大学院人間・環境学研究科博士課程を修了後,姫路獨協大学非常勤講師などを経て,田中智學(「八紘一宇」の造語者として知られる)の三男・里見岸雄が創設した里見日本文化学研究所の所長に就任.同研究所の機関誌『国体文化』の編集長を務める傍ら,亜細亜大学でも教鞭を執る.著書に『「大正」再考』(ミネルヴァ書房),『保守主義とは何か』(ナカニシヤ書店)〔ともに共著〕など.また,占領下に「明治節」から「文化の日」に変えられた11月3日を「明治の日」に改める国民運動にも携わっている.