危機管理と国家の安全確保

日亜協会 第192回例会 ご案内


  わが日本国憲法の前文には、日本国民は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した

という一節がある。

  独立国とは、おのれの安全と生存を、誇りを持ってまずはおのれ自身で確保しようとする国を指すが、敗戦後のこの国はひたすら経済復興に励んでいるうちに敗戦後遺症が病膏肓に入って、この恥ずかしい植民地または保護国並みの一節を恥と思わぬ国家となったようである。今回の講師は「3/11大震災への対応の拙劣さは軍事侵攻の際の対応能力をも象徴するものである」と指摘されている。原発問題を含め、国の安全保障問題を深く掘り下げて考えてみたい。


日時:平成24年10月19日(金)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第4研修室

会費:千円(非会員二千円) 二次会(懇親交流会)は2階北西隅「北大会館」千円


講師:吉原恒雄 元拓大教授 尚美学園大学院客員教授

演題:危機管理と国家の安全確保


<講師プロフィール>

昭和15年大阪市生まれ。関西学院大学経済学部卒業後、時事通信社入社。政治部記者、海外部次長などを経て、県立広島女子大学国際文化学部教授。拓殖大学国際開発学部(現国際学部)教授・同大学院国際協力学科(安全保障)教授。平成21年定年退職後、尚美学園大学大学院客員教授。

主要著書『国家安全保障の政治経済学』、主要論文「集団的自衛権行使違憲論批判」

「専守防衛策と日本の安全」その他多数。