日亜協会 第185回例会 ご案内
中国共産党が国共内戦で勝利し政権を奪取してから60年以上が過ぎた。
昨年来西アジア・アフリカの独裁政権を揺るがせている「アラブの春」の波動も、中共の強大な権力にはほとんど影響を及ぼしていないように見えるが、さて実態はどうなのか。権力確立の歴史的検討を踏まえて、その光と影に理解を深めたい。
日時:平成24年4月16日(月)18:20〜20:30(18時開場)
会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第6研修室
電話06−6345−5000 FAX 06-6345-5019
会費:千円(非会員二千円) 二次会・懇親交流会(千円)は2階北西隅「北大(ほくだい)会館」
講 師:北村 稔 立命館大学文学部教授 日亜協会理事
演 題:中国共産党はなぜ強大な権力を掌握できたのか
――その道筋と顕在化する病理を解剖する
<講師プロフィール>
1948年京都府生まれ。京都大学文学部現代史学卒業。同大学院博士課程中退。法学博士(京都大学)。三重大学を経て現職。著書に、『第一次国共合作の研究』(岩波書店)、『南京事件の探究』(文春新書)(英訳版 はThe Politics of Nanjing, U.P.A 2006 ) 『中国は社会主義で幸せになったのか』(PHP新書)。訳書にステュアート・シュラム『毛沢東の思想』(蒼蒼社)などがある。国家基本問題研究所客員研究員として、国基研論叢@『対中国戦略研究報告書―軍拡・膨張の歴史と現状』の編集を担当した。資料を踏まえた重厚な中共研究で知られる。