第176回参考文献 - 朝鮮労働党規約抜粋(日本語)



朝鮮労働党規約抜粋(日本語)

2010年 9月 28日


  朝鮮労働党は、偉大な首領金日成同志の党である。


  偉大な金日成同志は、朝鮮労働党の創建者であられ、党と革命を百勝の一筋に導いてこられた卓越した領導者であられ、朝鮮労働党と朝鮮人民の永遠なる首領であられる。


  偉大な首領金日成同志は、永生不滅のチュチェ(主体)思想を創始なさり、抗日革命の炎の中で、党創建の組織思想的基礎と輝かしい革命伝統を培(つちか)われ、それを土台にして栄光の朝鮮労働党を創建なされた。


  偉大な首領金日成同志は、革命的党建設路線と原則を一貫して堅持され、朝鮮労働党を思想意思的に統一団結した高い組職性と規律性を備える鋼鉄の党に、人民大衆の絶対的な支持と信頼を受ける不敗の党に強化発展せられた。


  偉大な領導者金正日同志は、偉大な首領金日成同志の党建設思想と業績を擁護固守して輝かしく継承発展せられ、朝鮮労働党を唯一思想体系と唯一的領導体系が確固と打ち立てられた思想的純血体、組職的全一体に、先軍革命を勝利へと前進させる老練で洗練された嚮導的力量に強化発展せられた。


  偉大な首領金日成同志と偉大な領導者金正日同志の領導の下に、朝鮮労働党は、自主時代労働者階級の革命的党建設の新しい歴史を創造し、金日成朝鮮の富強発展と人民大衆の自主偉業、社会主義偉業遂行において不滅の業績を打ち立てられた。


  朝鮮労働党は、偉大な首領金日成同志を永遠に高く奉り、偉大な領導者金正日同志を中心に組職思想的に強固に結合された労働者階級と勤労人民大衆の核心部隊、前衛部隊である。


  朝鮮労働党は、偉大な首領金日成同志の革命思想、主体思想を唯一の指導思想とする主体型の革命的党である。


  朝鮮労働党は、主体思想を党建設と党活動の出発点に、党の組職思想的強化の基礎にし、革命と建設を領導する指導的指針とする。


  朝鮮労働党は、労働者、農民、インテリをはじめとした勤労人民大衆の中に深く根を下ろし、彼らの中で社会主義偉業の勝利のために身を捨てて戦う先進闘士たちで組織された労働者階級の革命的党、勤労人民大衆の大衆的党である。


  朝鮮労働党は、朝鮮民族と朝鮮人民の利益を代表する。


  朝鮮労働党は、勤労人民大衆のすべての政治組職の中で一番高い形態の政治組職であり、政治、軍事経済、文化をはじめとしたすべての分野を統一的に導いて進む社会の領導的政治組職であり革命の参謀部である。


  朝鮮労働党は、偉大な首領金日成同志が切り開いた主体革命偉業の勝利のために闘争する。


  朝鮮労働党の当面目的は、共和国北半部で社会主義強盛大国を建設し、全国的範囲で民族解放民主主義革命の課題を遂行するところにあり、最終目的は全社会をチュチェ(主体)思想化して人民大衆の自主性を完全に実現するところにある。


  朝鮮労働党は、党内に思想と領導の唯一性を保障し、党が人民大衆と渾然一体を成し、党建設で継承性を保障することを党建設の基本原則とする。


  朝鮮労働党は、チュチェ(主体)思想の旗印下に、偉大なる領導者金正日同志を中心とする党と軍隊と人民の一心団結をあらゆる面で強化してその威力を高く発揚させて行く。


  朝鮮労働党は、チュチェ(主体)思想教養を強化して、資本注意思想、封建儒教思想、修正主義、教條主義、事大主義を含めたあらゆる反動的機会主義的思想潮流を反対排撃しマルクス-レーニン主義の革命的原則を堅持する。


  朝鮮労働党は、階級路線と大衆路船を徹底的に貫徹して党と革命の階級陣地をしっかりと固め、人民の利益を擁護して人民のために服務し、人民大衆の運命に責任を持つオモニ(母)の党としての本分をは果たして行く。


  朝鮮労働党は、人民生活を絶えず高めることを党活動の最高原則とする。


  朝鮮労働党は、対人活動を党活動の基本とする。


  朝鮮労働党は、思想を基本としてとらえ、人民大衆の精神力を発動し、すべての問題を解いて行く。


  朝鮮労働党は、抗日遊撃隊式活動方法、チュチェ(主体)の活動方法を具現する。


  朝鮮労働党は、革命と建設を領導するにあたり、労働者階級的原則、社会主義原則を堅持してチュチェ(主体)性と民族性を固守する。


  朝鮮労働党は、先軍政治を社会主義基本政治方式として確立し、先軍の旗印の下に革命と建設を領導する。


  朝鮮労働党は人民政権を強化して、思想、技術、文化の3大革命を力強く押し進めることを社会主義建設の総路線とする。


  朝鮮労働党は、革命の隊列を政治思想的にしっかりと固め、人民大衆中心の社会主義制度を強化発展させ、人民軍を強化して国の防衛力を鉄壁に堅めて社会主義自立的民族経済と社会主義文化を発展させて行く。


  朝鮮労働党は、勤労諸団体の役割を高めて広範な大衆を党の周りに結集させ、社会主義強盛大国建設のための闘いへと組職動員する。


  朝鮮労働党は、全朝鮮の愛国的民主力量との統一戦線を強化する。


  朝鮮労働党は、南朝鮮から米帝の侵略武力を追い出し、あらゆる外勢の支配と干渉を終わらせ、日本軍国主義の再侵略策動を粉砕し、社会の民主化と生存の権利のための南朝鮮人民の闘いを積極的に支持声援して、我が民族どうし力を合せて自主、平和統一、民族大団結の原則で祖国を統一し、国と民族の統一的発展を達成するために闘争する。


  朝鮮労働党は、自主、平和、親善を対外政策の基本理念とし、反帝自主力量との連帯を強化し、他国との善隣友好関係を発展させ、帝国主義の侵略と戦争策動に反対して、世界の自主化と平和のために、世界社会主義運動の発展のために闘争する。


  第1章 党員(省略)


  第2章 党の組職原則と組職構造(省略)


  第3章 党の中央組織


  21.党大会は党の最高機関である。

  党大会は党中央委員会が召集して党大会召集日は六ヶ月の前に発表する。

  党大会の事業は次のとおり。

  1) 党中央委員会と党中央検査委員会の事業を総括する。

  2) 党綱領と規約を採択または修正補充する。

  3) 党の路線と政策、戦略戦術の基本問題を討議決定する。

  4) 朝鮮労働党総書記を推戴する。

  5) 党中央委員会と党中央検査委員会を選挙する。


  22.朝鮮労働党の総秘書(書記)は党の首班である。

  朝鮮労働党の総秘書は党を代表し全党を領導する。

  朝鮮労働党の総秘書は党中央軍事委員会委員長となる。


  23.党中央委員会は党大会と党大会の間で党のあらゆる事業を組織指導する。

  党中央委員会は、全党と全社会のチュチェ(主体)思想化を党事業の中核的任務として掌握し党の唯一思想体系と唯一的領導体係をしっかりと打ち立て、党と革命隊列を首領決死擁護の戦闘部隊として組織し、その威力を高めてチュチェ(主体)思想、先軍思想を具現し、党の路線と政策を立てて革命闘争と建設事業を政治的に指導し、国内外の各政党、団体と事業を行い党の財政を管理する。


  24.党中央委員会は全員会議を1年に一度以上召集する。

  党中央委員会全員会議は、当該の時期に、党の前に提起された重要な諸問題を討議決定し、党中央委員会政治局と政治局常務委員会を選挙し、党中央委員会秘書(書記)を選挙して秘書(書記)局を組織し、党中央軍事委員会を組織し、党中央委員会検閲委員会を選挙する。


  25.党中央委員会政治局と政治局常務委員会は全員会議と全員会議の間に、党中央委員会の名のもとで党のすべての事業を組織指導する。


  26.党中央委員会秘書(書記)局は、党内部事業で提起される問題とその他の実務的問題を主に討議決定し、その執行を組織指導する。


  27.党中央軍事委員会は、党大会と党大会の間で、軍事分野で提起されるすべての事業を党的に組織指導する。

  党中央軍事委員会は党の軍事路線と政策を貫徹するための対策を討議決定し、革命武力を強化し、軍需工業を発展させるための事業をはじめとして国防事業全般を党的に指導する。


  28.党中央委員会検閲委員会は、党の唯一思想体系と唯一的導体係に背く行動や、党規約違反行為をはじめ党の規律を破った党員に党的責任を追及し、党規律問題に係わる道(直轄市)党委員会の提議と党員の申訴を審議し処理する。


  29.党中央検事委員会は党の財政管理活動を検査する。


  30.党中央委員会は党大会と党大会間に党代表者会を召集することができる。

  党代表者会代表者選出比率と代表者選挙手順は党中央委員会が規定する。

  党代表者会は、党の路線と政策、戦略戦術の重要な諸問題を討議決定し、党中央指導機関構成員を召還し補選する。

  党代表者会は朝鮮労働党最高指導機関を選挙したり党規約を修正補充することができる。


  第4章 党の道(直轄市)組職(省略)


  第5章 党の市(区域),党組織(省略)


  第6章 党の基礎組職(省略)


  第7章 朝鮮人民軍内の党組織


  46.朝鮮人民軍は、偉大な首領金日成同志が抗日革命闘争が燃えたぎる中で自ら創建なさった革命的武装力である。

  朝鮮人民軍は党の偉業、チュチェ(主体)革命偉業を武力でで擁護保衛する首領の軍隊,党の先軍革命領導を最先頭に立って奉じて行く革命の核心部隊、主力軍である。

  朝鮮人民軍は、すべての政治活動を党の領導の下に進める。


  47.朝鮮人民軍各単位には党組織を置き、それを網羅する朝鮮人民軍党委員会を組織する。

  朝鮮人民軍党委員会は、党中央委員会の指導の下に活動する。


  48.朝鮮人民軍内の各級党組織は次のような活動を行なう。

  全軍のチュチェ(主体)思想化を軍建設の中心課題と位置づけ、その実現のために闘争する。

  党の唯一的領軍体係と革命的軍風を確固と打ち立て、人民軍隊内に党の思想と領導の唯一性を徹底的に保障し、すべての党員たちと軍人たちを党と首領を決死擁護する銃爆弾として、祖国と人民のために命を捧げて闘う党の真の戦士としてしっかりと準備させる。

  幹部隊列と党の隊列しっかりと組織し、党員たちに対する党生活の組職と指導を強化して彼らの党性を絶えず鍛える。

  党員たちと勤労者たちの中で思想教養事業を強化し、彼らをチュチェ(主体)思想、先軍思想でしっかりと武装した思想と信念の強者に育てる。

  人民軍内の青年同盟組職をしっかりと組織し、その機能と役割を高めるようにする。

  党委員会の集団的指導を強化して軍事事業を党的に、政治的に、軍事技術的に、肉体的にしっかりと準備させる。

  軍人たちの中で革命的同志愛と官兵一致,軍民一致の伝統的美風を高く発揚させる。


  49.朝鮮人民軍各級単位には政治機関を組織する。

  朝鮮人民軍総政治局は、人民軍党委員会の執行部署として党中央委員会部署と同じ権能を持って活動する。

  朝鮮人民軍総政治局の下に、各級政治部は当該党委員会の執行部として党政治活動を組織執行する。


  50.朝鮮人民軍各級部隊には政治委員を置く。

  政治委員は当該部隊に派遣された党の代表として、党の政治活動と軍事事業をはじめとする部隊内の全般事業に対して党的に、政治的に責任を負い、部隊のすべての事業が党の路線と政策に従って進められるように掌握指導する。

  51.朝鮮人民軍内の各級党組織と政治機関は、朝鮮労働党規約と朝鮮人民軍党政治活動指導書によって業務を行なう。


  第8章 党と人民政権(省略)


  第9章 党と勤労団体(省略)


  第10章 党マーク、党旗(省略)


  *翻訳は朴斗鎮による


  以上