日亜協会  第173回例会  ご案内


  朝鮮半島は大陸から日本列島に突出している。それは平和な時代には大陸と日本を結ぶ文化的・経済的回廊になるが、不安定で膨張的な勢力に支配されると忽ち日本の安全保障に深刻な懸念を生じさせるという宿命を担っている。この半島においては未だに冷戦は終結せず、南北が大きな軍事力を保持して対峙している。この半島情勢を複雑な国際関係に力点を置いて理解を深めたい。


日時:平成23年4月7日(木)18:20〜20:30(18時開場) 

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル)  5階  第3研修室

      電話06−6345−5000      FAX 06-6345-5019

会費:千円(非会員二千円)二次会(懇親交流会、千円)は2階北西隅「北大(ほくだい)会館」

講師 島田洋一  福井県立大学教授  本会理事 

演題 朝鮮半島を巡る国際関係


<講師プロフィール>

  昭和32年枚方市生まれ。55年京都大学法学部卒業、法学研究科博士課程を経て、法学部助手、文部省教科書調査官(公民。政治分野担当)福井県立大学助教授を経て、平成5年より教授、国際政治学担当。拉致被害者を「救う会」全国協議会副会長、国家基本問題研究所・評議員、企画委員として活躍。

  主な著書に、『アメリカ・北朝鮮抗争史』文春新書  、『日本よ、「戦略力」を高めよ』文芸春秋(共著)。今回の講話と関係のある最近の論考に、「米保守派と中国共産党」日本政策センター『明日への選択』3月号、「レーガン保守と中共の関係を注視せよ」(国家基本問題研究所「今週の直言」3月8日)など。