「日中歴史共同研究」は果たして意義があったのか?

日亜協会 第160回例会 ご案内


「日中歴史共同研究」は果たして意義があったのか?

平成18年4月の日中外相会談において町村外相より提案し、翌年10月の安倍総理大臣の訪中時に立ち上げることになった「日中歴史共同研究」の報告書が、本年1月末に発表された。一昨年5月胡錦涛国家主席訪日の際には、日中首脳間で共同研究の意義が高く評価され、今後も継続することで一致しているのだが、果たして国費を投じてそれを続ける必要と意義があるのだろうか? 報告書の内容を踏まえて考えよう。


日時:平成22年3月25日(木)18:20〜20:30(18時開場) 

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル 5階第4研修室)

電話06−6345−5000   FAX 06-6345-5019

会費:千円(非会員二千円) 二次会(侃々諤々(かんかんがくがく)の交流会)は二階北西隅「北大(ほくだい)会館」


講師:北村 稔・立命館大学教授 日亜協会理事 

演題:中国人の歴史認識の本質を探る――日中共同歴史研究報告書の虚構


<講師紹介>

  1948年京都府生まれ。京都大学文学部史学科現代史卒業。同大学院博士課程中退。三重大学助教授をへて立命館大学文学部教授。法学博士(京都大学)。

  主な著書に、『第一次国共合作の研究』(岩波書店)、『南京事件の探求』(文春新書)ー英訳書 The Politics of Nanjing (UPA,2007)『中国は社会主義で幸せになったのか』(PHP新書)ー中国語訳『社会主義為中国帯来幸福了嗎』(遠流出版、2007年)、『日中戦争ー戦争を望んだ中国 望まなかった日本』(PHP研究所、2008年)。戦後日本の中国観の問い直しに精力的に取り組み、近く、論文「文化大革命再考序説」を発表の予定。