道元とアジアの心:「一即多」の思想

日亜協会 第150回例会 ご案内


  アジアの誇る精神的遺産を吸収して独自の文化的伝統を築いてきた日本が、

  今世界に向かって発信できる文化遺産はマンガ・アニメだけなのか ?

  21世紀の日本と世界のあり方を考えるために、日本の誇る最も深い佛教思想家の説を読み解いて、目先の経済・政治動向に一喜一憂する日本の根底的問い直しを迫る!


日時:平成21年5月14日(木)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル 5階第3研修室

電話06−6345−5000   FAX 06-6345-5019

会費:千円(非会員二千円)
二次会(侃々諤々(かんかんがくがく)の交流会)は二階北西隅「北大(ほくだい)会館」


講師:小林道憲 福井大学・教育研究科学部教授 

演題:道元とアジアの心:「一即多」の思想


<講師紹介>

  昭和19年福井県生まれ。京都大学文学部を経て、同大学大学院文学研究科博士課程終了。現在、福井大学教授、麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授。

  専門の哲学研究の枠内にとどまらず、視点を拡大して現代文明論の研究にも力を注ぎ、日本のあり方、我々の生き方を問い直す多数の著述を発表して注目されている。

  著書に『生命と宇宙』『複雑系社会の倫理学』『宗教とは何か』『複雑系の哲学』、『欲望の体制』『我々にとって国家とは何か』『近代主義を越えて』『20世紀とは何であったか』『不安な時代、そして文明の衰退』『古代探求』『古代日本海文明交流圏』『文明の交流史観』その他。最近著の『生命の哲学 生きるとは何かということ』(人文書館)は、羅針盤なき<漂流の時代>をいかに生きるかについて深い示唆を与える好著。一読を勧める。