日中関係の現状と今後の展望

日亜協会 第128回例会のご案内


 久しぶりに中国人による現代中国論に耳を傾け、日中関係の今後を考えてみたい。

今回の講師は、物心のついた子供の頃から受けた教育を回顧して、こう記している。

「偉大なる共産党の指導をいただく我々の社会主義中国こそは、この世界中で最も繁栄した先進国であり、最も優れた平等社会であり、人民の権利が最も保証されている真の民主国家である。この素晴らしい社会主義国家に住む我ら中国人民は、どこの国よりも幸せに暮らしていて、どの時代の中国人よりも人間らしく生きている国民なのだ=v

(『私は「毛主席の小戦士」だった』飛鳥新社)。

 中学校では成都市の「重点模範校」で教育を受け、毛主席の最も忠実なる戦士たらんと願った少年は、文化大革命そして天安門事件の激動の時代をくぐり抜け、大学教員となり日本留学を果たした。「80年代の大学生」世代に属する講師は、今、祖国の現状について、そして日中関係について、どのような考えを持っているのであろうか。


日時:平成19年6月22日(金)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル 5階第3研修室)

電話06−6345−5000  ・06-6345-5019

会費:千円    二次会(侃々諤々の交流会)は、同ビル二階北西隅「北大会館」

講師:中国問題評論家 石平氏

演題:日中関係の現状と今後の展望


<講師紹介>

1962年、中国四川省に生まれる。1984年、北京大学哲学部を卒業。四川大学哲学部講師を経て1988年に来日。神戸大学文化学研究科博士課程修了。

2002年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を著して中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来、評論活動に入る。著書に『中国「愛国攘夷」の病理』(小学館文庫)、『「日中友好」は日本を滅ぼすー歴史が教える「脱・中

国」の法則』(講談社+α新書)、『日中の宿命』(扶桑社)、『私は「毛主席の小戦士」だった』(飛鳥新社)などがある。『正論』・『Voice』・『WiLL』・『月刊日本』などの論壇誌に

精力的に論文を掲載。