社会主義中国の悲劇

第109回日亜協会例会のご案内


 今年4月の反日暴動以来、我が国の世論は、対中政策を巡ってまたもや右往左往しているように見える。「大局的」という大義名分を掲げて、台頭しつつある隣国と「ひたすら友好」を説く宥和論者が、左翼陣営だけでなく、経済的利害を重視する保守陣営にも増えつつあるようだ。今重要なことは何か。目先の平穏無事をこととする前に、つき合う相手の実情を「歴史の鑑」を踏まえつつ的確に知ることではないだろうか。

 万人に幸せをもたらす社会主義の理想を掲げた中国が誕生して、早や56年。

その歴史と現状を、中国史の専門家が検証する!


日時:平成17年9月1日(木)18:20〜20:40 (18時開場)

会場:大阪市立 総合生涯学習センター  大阪駅前第2ビル6階 第2研修室

  電話:06-6345-5000 FAX:6345−5019

会費:千円  非会員二千円  (ビールを囲んで談論風発の二次会は一律千円)

講師:北村 稔 立命館大学教授 日亜協会理事

演題:社会主義中国の悲劇


<講師紹介>

昭和23年京都府生まれ。京都大学文学部史学科卒業。同大学大学院で近代中国の近現代史研究に本格的に取りくみ、博士課程中途退学後、三重大学助教授を経て現職。京都大学法学博士。主な著書に、『第一次国共合作の研究』岩波書店、『「南京事件」の探求』文春新書、訳書に、スチュアート・シュラム『毛沢東の思想』蒼蒼社、李昌平『中国農村崩壊』日本放送出版協会、など。なお今回の講演内容を深く知るために有益な近著『中国は社会主義で幸せになったのか』PHP新書(定価720円)は当日会場で販売の予定。


会員各位へ 事務局長 岡本幸治

このたび都合により日亜協会事務所を移転することとなりました。本会発足以来10年に

わたって事務局を支えてくれた大櫛克之氏に心から御礼を申します。新事務局体制を作るのにしばらく時間を要します。ご不便をかけることがあるかと思いますが、どうかご寛恕下さい。 9月以降の新住所は別紙「返信」用紙記載の通りです。新事務局あてに、別紙の返信を8月25日までにお送り下さい。なお、 9月1日の例会で、会場の受付に協力いただける方があればご一報下さい。よろしく。

岡本幸治自宅 電話・FAX 075−491−0604 okakojp21@ybb.ne.jp