日本のあり方を、世界史的・文明史的観点から問い直す!

第100回 公開記念講演会 ご案内

日本のあり方を、世界史的・文明史的観点から問い直す!


 20世紀末、平成不況のただ中にあって、経済だけでなく、政治・外交面でも萎縮していた日本のあり方を憂え、二十一世紀には世界における存在感を増大させるであろうアジアの現状を正確に認識し、日本とアジアとの関わりを考えていこうという志を掲げて、アジア問題を専攻する有志が中心となり、二十一世紀日本アジア協会(日亜協会)が大阪で発足致しました。

本年十月で、月例会の歩みは百回を迎えます。それを記念して、ふだんは会員中心の例会を、意識の高い一般市民にも開放して、日本のただ今と今後のあり方を、大きな視点から考えてみる機会にしたいと存じます。 一般のご来会を歓迎致します。


<第100回>  10月23日(土)14:00〜17:30  〜19:00

会場:大阪綿業会館 大阪市中央区備後町2−5−8 電話06−6231−4881

地下鉄 御堂筋線「本町」出口@B 堺筋線「堺筋本町」出口P いずれも徒歩5分

* 第一部 講演会 <新世紀の日本のあり方を問い直す>  〜17:30

講師:@伊原吉之助帝塚山大学名誉教授「文明史上の中国―21世紀の難題」

   A勝田吉太郎京都大学名誉教授「21世紀の新文明と日本の対応」

司会・進行:木村雅昭 京都大学大学院法学研究科(比較政治学)教授

参加費:講演会は千円(資料代など)

  * 第二部 交流懇親パーティ 17:30〜19:00 五千円


<講師紹介>

@昭和34年、神戸大学大学院経済学研究科・博士課程終了。社会思想史の研究から出発して、新興国の国家形成の問題に関心を移し、近代世界史の展開を大きく視野に収めながら、近年は中国、台湾問題を研究の中心に据えている。産経新聞「正論」執筆者。現在、中国研究の総決算として、中国現代史3巻5冊の構想、執筆中。

 A京都大学法学部卒業。その後長らく母校で政治思想講座を担当し、多くの俊秀を学界に送り出した。京大退官後、乞われて奈良商大学長、鈴鹿国際大学長を歴任。大著『ロシア政治思想史』を初め 、今日でも新鮮な時論を含む主要著作は『勝田吉太郎著作集』全8巻、ミネルヴァ書房、に収録。講演当日は、著作集以後の主要エッセイを収め、講演の背景を深く理解するのに最適な著作『文明の曲がり角』ミネルヴァ書房、を会場で販売。