0 戦後憲法学の虚妄と憲法改正

戦後憲法学の虚妄と憲法改正


日亜協会 第237回例会 ご案内


 占領政策の本質を最も端的に表しているものは,東京裁判と占領憲法である.その占領憲法は戦後70年一言一句改訂できなかったほどの硬直憲法であった.“憲法改正”は何度かその機会があったように思われながら,いつも中途半端に終って既に戦後70年.占領憲法が作り上げた戦後体制は強固に存続している.今回はここでもう一度基本に戻って,占領憲法に関する国民主権,人権至上主義,平和主義に関する通説的見解に対する総体的な批判と“憲法改正”の問題点を指摘して貰うことにする. 


日時:平成28年7月12日(火) 18時開場 18:20〜20:30(講演と質疑)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第4研修室


会費:千円(非会員二千円)

 二次会:2階北西隅「北大(ほくだい)会館」 酒・軽食の出る懇親交流会 千円(非会員も同じ)


演題:戦後憲法学の虚妄と憲法改正


講師:奥 村 文 男 氏 (大阪国際大学名誉教授)


講師プロフィール

 昭和22年神戸市生まれ,京都大学法学部卒.民間企業を経て,平成元年大阪国際女子大学助教授.その後大阪国際大学教授(現代社会学部法律政策学科)を経て,平成25年大阪国際大学名誉教授. 専門は,憲法学,日本近代政治史. 著書に、『国家・憲法・政治』,『法学実践教室T・U』,『各国憲法制度概説』,『東南アジア諸国憲法における人権保障』(共著)等多数. 主要論文に,「集団的自衛権の考察」,「統帥権干犯論争と政党の衰退」,「天皇機関説事件再考」,「明治憲法と治安・防衛」等多数. 現在,日本公法学会,憲法学会(常務理事),日本戦略研究フォーラム(政策提言委員)等の会員.