日亜協会 第236回例会 ご案内
中国経済発展の,曾て礼賛一辺倒だったマスメディアさえ,今では掌を返したように,中国経済成長の矛盾,政治・社会構造の歪みを当然のことのように報道するようになった.それによって今度は,政治・経済以外の中国文明の諸相に関する視点が疎かになっており,今回は基本に戻って,中国の複雑な言語状況,漢族と(文字通りの)少数民族の問題,地域毎の特徴など,政治・経済以外の中国文明の諸相について,大いに語って貰います.
日時:平成28年6月23日(木) 18時開場 18:20〜20:30(講演と質疑)
会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第4研修室
会費:千円(非会員二千円)
二次会:2階北西隅「北大(ほくだい)会館」 酒・軽食の出る懇親交流会 千円(非会員も同じ)
演題:中 国 文 明 の 諸 相
講師:金 谷 譲 氏 (翻訳家,立命館大学非常勤講師)
<講師プロフィール>
翻訳者(英・露・中),立命館大学非常勤講師(東洋もしくはユーラシア史),国家基本問題研究所客員研究員.1960(昭和35)年生まれ,大阪外国語大学ロシア語科・大阪大学文学部史学科(東洋史学)卒.大阪大学大学院修士課程前期(中国中世史)修了後,米国の異文化理解・紛争解決NPOでインターンとして働き,帰国後は日本の同種の団体(複数)で研究員として勤務.翻訳者としては大阪外大在学中から一貫して継続.主な著書・訳書に『中国人と日本人』シリーズ(林思雲氏との共著,および氏の執筆部分の日本語訳,日中出版),『中国はなぜ「軍拡」「膨張」「恫喝」をやめないのか』(櫻井よしこ氏・北村稔氏ほかと共著,文藝春秋),『絵で見る中国の歴史』5「宋遼金から元の時代」(訳書,岡田英弘氏監修,原書房),『中国民主活動家チベットを語る』(訳書,日中出版),『チベットの核』(訳書,日中出版)など.