日亜協会 第230回例会 ご案内
大東亞戰爭には幾つもの側面があり、一筋縄で説明できるような単純な戰爭ではなかった。第一次大戰後、日本は対英米協調路線をとっていたにも拘らず、次第に英米に対抗せざるを得なくなっていったのはなぜか。また、大陸で、満洲事變は日本陸軍の發動であったとしても、支那事變は日本が引きずり込まれた戰爭であった。 日本の戰略としては北進と南進、東進と西進の選擇があったが、現実には南進と東進になった理由は何か。日本を大戰爭に引きずりこんだ米ソの国際主義戰略とはどういうものであったのかを、大東亞戰爭開戰74周年の12月8日に本会会長が熱辯をふるいます。
日時:平成27年12月8日(火) 18時開場 18:20〜20:30(講演と質疑)
会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第3研修室
会費:千円(非会員二千円)
二次会:2階北西隅「北大(ほくだい)会館」 酒・軽食の出る懇親交流会 千円(非会員も同じ)
演題:大 東 亞 戰 争 論
講師:伊原 吉之助 帝塚山大学名誉教授・本会会長
<講師プロフィール>
神戸大學大學院經濟學研究科博士課程單位取得後、龍谷大學經濟學部講師、帝塚山大學助教授、同教授。2000年に定年退職して名譽教授。業績は、英國社會思想史關係/中國近現代史關係/台灣近現代史關係/歐米近現代史關係/日本近現代史關係/東アジア國際關係など多數。中國近現代史・台灣近現代史は何冊もの書物になる程度發表濟(日亞協會のホームページ参照)。文明史の觀點から世界史を見直し中。近く『江青評傳』を纏める豫定。歐米・日本・中國・ロシヤ・プロイセンの國民國家形成努力の比較史も計劃中。