タイ政治 混迷の解剖


日亜協会 第210回例会 ご案内


 東南アジアは日本の経済関連のみならず、中国の膨張に対峙する上でも、日本外交にとって重要な地域である。その中で政治的に安定し、経済においても順調な成長を遂げてASEANの優等生とみなされてきたタイに、日本は深くコミットしてきた。ところがその国に大きな政治的混迷が起きでいる。なぜそうなったのか。その背景をしかと把握しておきたい。


日時:平成26年4月25日(金)18:20〜20:30(18時開場)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第4研修室

会費:千円(非会員二千円) 二次会・懇親交流会(千円)は2階北西隅「ほくだい北大会館」


演題:タイ政治 混迷の解剖


講師:玉田芳史 京大東南アジア研究所教授


講師プロフィール

  京都大学法学部卒業。愛媛大学助手、講師、京都大学助教授などを経て、2005年から京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科教授。日本タイ学会会長、東南アジア学会理事、比較政治学会理事。主著に『民主化の虚像と実像』京都大学学術出版会、2003年、共編著として、玉田芳史・木村幹編『民主化とナショナリズムの現地点』ミネルヴァ書房、船津鶴代と共編『タイ政治・行政の変革1991年〜2006年』アジア経済研究所、河原祐馬・島田幸典と共編『移民と政治』昭和堂、星川圭介・船津鶴代と共編『タイ2011年大洪水−その記録と教訓−』アジア経済研究所、 最近の演題関連論文に、「タイ政治をめぐる外圧と内紛」『国際情勢紀要』第83号、2013年 「内閣改造と第5次インラック政権の発足」『タイ国情報』2013年7月、「馬鹿女、男たらし、売春婦」『タイ国情報』2013年9月、「10月14日政変論:政治の民主化と混乱への視角」『タイ国情報』2013年11月、「民主化と抵抗新局面に入ったタイの政治」『国際問題』625号、2013年 「10月14日政変から40年:タイ政治の現地点」『国際情勢紀要』84号、2014年 「ステープの奇々怪々な闘争」『タイ国情報』2014年1月 など多数。